2021.06.16
14世紀前半、メキシコ盆地の美しい湖に浮かぶ小島にアステカ族によって建てられた都市テノチティトラン。この都市を拠点に、アステカ族の人々はやがて中南米屈指の大帝国を築きます。……小さな島の小さな都市は、いかにして大帝国へと発展し、また崩壊するに至ったのか?
本書は、従来の考古学・文献学的手法ではなく、歴史学的手法を採用することによって、政治、経済、文化、法制度、市民の生活様式を含めたアステカ文明の実像を、体系的に記述することに成功した日本で最初の書です。
最新の研究成果を踏まえた本書は、古代文明に興味を持つ読者ばかりでなく、一般読者にも入門書として、また教養書としてお薦めします。