2025.02.13
法律書「裁判例でみる『パブリシティ権』の争い」(高橋岳雄著)、2月11日付で発行いたしました。
著名人の「顔」や「名前」をめぐる権利である「パブリシティ権」を徹底解明する一冊! 「パブリシティ権」は法律に明文化されていないにもかかわらず、裁判例を通じて確立された権利です。著名人の肖像や氏名が持つ経済的価値を巡る攻防や、歴史に残る判例を詳細に解説します。
特に話題となった「ピンク・レディー事件」を中心に、裁判所がどのように「パブリシティ権」を定義し、どのような行為が侵害に該当するかを明らかにします。無断での広告利用、キャラクター商品への肖像使用、さらにはブロマイド販売まで――本書はこれらの具体的事例をもとに「権利」と「侵害」の境界線を明快に示すものです。
近年では京都の舞妓さんやご当地アイドル・ご当地歌手など、地方でも経済的価値をめぐるパブリシティ権の重要性が注目されています。
法律家、マーケター、ビジネスパーソンで、著名人の権利を正しく理解し、法的トラブルを未然に防ぎたいと思っている方々にとって、本書は最適なガイドブックとなるでしょう。